1. 当院の中絶手術の
    5つの特徴
  2. 受診から
    手術決定まで
  3. 当日の
    中絶手術の流れ
  4. 費用について
  5. よくあるご質問

どんな選択でも
あなたの決意したことは
間違いではありません

性行為さえあれば、月経不順であっても、避妊をしていても妊娠する可能性があります。
それが予期せぬ妊娠であった、あるいは、妊娠がわかった後で状況が変わったなど、どうしても出産は無理ということがあるかもしれません。
その時には、日本では薬での妊娠中絶は認められていないので、手術をすることになります。
たとえ中絶手術を選択したからといって、自分を責めないでください。
悩んだ末に決意した今回の選択は、今のあなたにとって必要な選択。
今回の手術が無事終了し、今後の新たな人生の始まりとなるよう応援します。

当院の中絶手術の5つの特徴

  • ・患者様を全員受付番号でお呼び出しします
    ・本人の同意なく、診療内容を他の人(ご家族様含む)にお伝えしません
    ・中絶手術は通常の診療時間をさけてお越しいただきます
  • 当院では痛みを伴う処置は極力行いません。麻酔の効果を確認後、手術の直前に必要最低限の拡張処置のみ行います。(事前に子宮の出入り口を拡げる頸管拡張は行いません)

    ・無痛麻酔

    不安を取り除く注射を打った後、手術中の痛みを取り除く麻酔を行います。

    ・LDRベッドでの施術

    手術の際、内診の時と同様の姿勢を取りますが、意識があるときにこの姿勢をとるのは精神的に辛いものです。当院では「LDRベッド」という、ベッドにも分娩台にもなるベッドを使用しています。麻酔で眠ってから手術のための姿勢を取り、手術後はそのままベッドでお休みいただけます。

  • 当院の中絶手術は、「真空吸引法」での手術を実施しております。(子宮の出口を拡げる頸管拡張に関しては、事前の頸管拡張術(ラミナリア、ラミセルなど)は行わず、吸引手術に必要な最低限の処置のみ実施しております)

    ・「掻爬法」のリスクについて

    2012年にWHOは「安全な中絶に関するガイドライン」を発表し、人工妊娠中絶手術としての掻爬法は安全性に問題があることを指摘しました。
    同年の日本産婦人科医会の人工妊娠中絶手術の術式や合併症に関する全国調査でも、中絶手術に起こりうる「子宮内遺残」「子宮穿孔」「大量出血」は、「吸引法」に比べ「掻爬法」「吸引+掻爬法」で発症頻度が高いことが示されました。吸引法には、機械式と手動がありますが、双方に合併症の頻度の差はないとされています。
    将来の妊娠に与える影響についても、一般的に掻爬法で手術したことのある女性では、子宮内膜より深い組織に影響することがあるため、早産率が高い,不妊治療の経過において子宮内膜が薄い場合があることが知られています。
    当院で流産手術の際に採取された組織を専門施設で検査したところ、内膜より深い子宮筋層への影響のない手術であったことを確認しています。
    また、術前の子宮頚管拡張器使用は、合併症軽減につながらないことがわかりましたので、前日や手術数時間前から子宮頚管を拡げる処置はおこないません。

  • ・当院は「婦人科」で妊婦検診を行っていませんので、クリニック内に妊婦さんはほとんどいらっしゃいません。
    ・あなたの過去の行動、今回の決定を責めることはありません。
    ・術前、術後の不安な気持ち、悲しい気持ちに寄り添います。必要に応じて、薬の処方やカウンセリングを紹介します。
  • 中絶したくて妊娠する女性は誰もいません。
    「自分は大丈夫」「月経不順で妊娠しづらいと思っていた」「パートナーが避妊に協力してくれない」「妊娠してもいいと思っていたけれど、妊娠したら、パートナーからおろすように言われた」「連絡が取れなくなった」
    これまで、手術を受けた女性からよく聞かれた言葉です。
    避妊には正しい知識が必要です。
    でも、それを実行できるパートナーとの関係も重要です。避妊しているつもりでも、どれも100%の避妊効果はありません。
    予期せぬ妊娠で手術することになってしまった女性の多くがこころとからだに大きなダメージを受けています。自分を責める人もいるかもしれません。
    二度と同じ思いをしないで済むよう、今、出産することが難しい時期なら、少しでも確実性の高い避妊方法を提案したいと思います。そして、パートナーが避妊に協力してくれない関係性があるなら、今一度、お互いを大切に思う良いパートナーシップを結べているか見直してみてもらいたいと思います。